皆様
春が訪れてからも、肌寒い日が続いていましたが
今日はとてもよいお天気で、気持ちのいい一日でしたね。
さて、報道等でご周知のこととは思いますが
あらためて、応援してくださっている皆様にご報告いたします。
この度、私上村愛子は、所属企業及び関係先にもご相談しご理解を頂いた上で
この冬は競技活動から少し離れて過ごしてみたいという思いに至りました。
オリンピックという舞台には特別な空気があり
何度経験しても毎回はじめての舞台に立つような
そんな緊張感があったと思い出しています。
その大舞台で予選・決勝ともに練習してきた技術をしっかりと表現し
滑ることが出来た事には満足しており、応援して下さった皆様のお陰だと感じています。
あらためまして、ありがとうございました。
オリンピックが終わってからも、「スキーがしたい」「雪上に立ちたい」
「雪景色の中に溶け込みたい」という感情は自然と湧き出てきます。
ただ、競技者として今回のバンクーバーオリンピックを一つの区切りと考えて
精進してきましたので、今またすぐに新しい目標を定めて競技会に参加することは
難しいと考えました。
15年間休まずに走り続けてきましたが、ここで一度立ち止まり
純粋にスキーを楽しむ一年を私らしくゆっくりと過ごしながら
今後の競技活動に関しても考えていきたいと思います。
この冬に、ゼッケンをしていない自分を想像すると少し寂しく思いますが
こうやって一歩前に進む事で、また少しずつ成長して行けるのではないかと思います。
これからも皆様のお力添えを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
上村愛子